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Interview /生産者の声
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【キヨヒロ社長の産地放浪記】~中国・四国編~
ここ3年の間、新型コロナの影響で出張を控えていたキヨヒロ社長。ようやく産地訪問を本格的に再開しました。
『繋がる、続ける、にっぽんの有機農業』
をテーマに、生産者同士の交流に力を注いでいます。人と人との繋がりを大切に、そのご縁が続きますように。そんな思いを、産地放浪記としてご紹介します。~中国・四国編~
2023年7月下旬
みかん、レモンなどの柑橘の生産者交流のため、中国・四国地方をぐるっと放浪してきました。新幹線の新尾道駅で広島県の若き生産者、井上さん、香川県の大ベテラン生産者、末澤さんと待ち合わせ、井上さんの運転する車でしまなみ海道をさわやかにドライブ。
向島、因島を抜け到着したのは、生口島の井上さんの圃場。井上さんの悩みは、害虫。皮が黒くなってしまう、さびダニ、木の幹に入り込んで樹液などを吸って木をスカスカにしてしまう、カミキリムシやミカンナガタマムシの対応策や圃場の管理方法などを熱心に末澤さんに聞いていました。
その後、3人で向かったのは愛媛県の柑橘生産者、越智さん。
越智さんも、井上さん同様に害虫対策に悩まれていました。有機栽培で農薬などが使用できず本当に大変な思いをされているようでした。井上さん、末澤さん、越智さんは3人共がこの日が初対面。
みなさん、それぞれ場所は違えど同じ柑橘の生産者という事で、時に和気あいあいと、時に熱く語り合って有意義な時間を過ごされていたようでした。大ベテランの末澤さんの心配事はというと、果樹農家の離農者の増加により、近い将来日本の果樹作物が食べられなくなるかも!?という事です。果樹は野菜と違って、多年生作物のため収穫まで年数がかかり、早めに何とか手を打たないと、と話されていました。
末澤さんの豊富な知識と経験を一人でもたくさんの生産者へ伝えて、頑張る生産者の力となるように今後も、生産者交流を計画していきたいと心に誓った放浪旅でした。
井上さんの圃場で、熱心に話し込む井上さんと末澤さん
親子のような 左 井上さん と 右 末澤さん
左から、末澤さん、越智さん、井上さん